SAILING POEMS

If you are good enough, someone will notice.

気の持ちよう

久しぶりに風邪をひいた

クーラーの真下で昼寝したせいだとは思うが、のどが痛くて咳が出る。久しぶりの風邪だ。数年、いやもっと長い間、風邪を一切ひかなかった。熱も鼻水も咳も出なかった。なのに乳がんになって、手術して、その後1年経って風邪をひいた。体調は、明らかに術前…

キャプテンたるもの

デビュー戦の次の週末は、休む間もなくシード決め大会だった。Kたちは、7校中2位で、なんとか第2シードを獲得した。が、親としては、考えさせられることが多かった。本人に言っても「運動もしていない人に言われたくない」と一蹴されるのが目に見えている…

英語密度

海外出張直前チェックに最適でした。ぶつぶつと音読。恩師Nessの教えがよみがえってくる内容でした。 TOEICはピーク時885点、去年の今頃は825点と下がっていますが、この一年、会社の研修で頻繁に英語を話し、グローバル会議で話す必要に迫られ、言いたいこ…

『103歳になってわかったこと』

篠田桃紅さんの本。書は、ど迫力。篠田さんは、しゃんとしてるのに柔らかな人。 「必要なものだけを買っていても、お金は生きてこない」 「自分の心が自分の道をつくる」 「虫が知らせる、虫が好かない、を大切にする」 この三つは今の自分にとって金言です…

満員電車のスマホ男女

が、多すぎる。内臓が潰れそうに混んでいるのに、どうしてもスマホが見たいらしい。周りのことなんか、全く見ていない。 今朝は、前にいたスマホ女のポニーテールで顔を何度も叩かれた。痛い。かゆい。気持ち悪い。仕返しに、背中ごしに画面を見てやった。ま…

白髪が!

昨日、一か月前まで一本もなかった白髪を15本も見つけてしまった。ゼロだったときは、もし白髪が増えても染めずにナチュラルでいこうと考えていた。が、実際に生えてくると、何種類もの気持ちが湧いてきて、簡単には割り切れない。 やはり何か無理をしている…

電通報2012/5/7 文武両道な子の母の話

娘が中学生になった。小さいころから押しが弱く、気が利かないのが心配だった。それが自己紹介で、「おとなしく見えるかもしれませんが、言いたいことは言います。だからいろんな面があると感じるかもしれません。特技は水泳、ピアノ、作文。好きなテレビや…

たったひとことで

たったひとこともらっただけで、前に進む力が出てくることがある。 冴えない成績で臨んだ高2の進路面談で担任から「おまえには勢いがあるから受かる、もっと上を狙え」。 受験のたびに父から「落ち着いて、自信を持って」。 学生時代の友人から「哀しみの感…

電通報2004/4/26 Men for Others

鎌倉市のある私立男子校では、「Men for Others」を教育理念としている。他者のための人であれ、自分の力を喜んで人々のために生かせる人間になれ、ということだ。「自分」が氾濫している今の時代に、珍しいほど利他的な考えだ。 この学校で6年間を過ごした…

電通報2003/12/8 ユーモアに包まれた人生を

大リーグ・ヤンキースの松井秀喜選手は、地元記者に「ゴジラ」というニックネームの由来を訊かれて、「顔のせい。ゴジラは建物を踏みつぶしたりするかもしれないけど、心は優しいんだ」と答えた。 基本は謙虚で誠実な受け答えだが、時々取り巻く記者をドッと…

電通報2003/6/23 スローライフ

二人の乳幼児を抱える忙しい毎日だが、あえてスローな時間を取り入れてみようと思い立ち、手始めに、殺風景だったベランダに草花を増やした。毎日の水やりは手間がかかるが、ファストとスロー、ニ種類の時間の流れがあると、ストレスが分散して気持ちが楽に…

電通報2000/1/31 終わりは始まり

昔から、大晦日が新年に切り替わる瞬間が好きだ。一年の終わりが、同時に始まりでもある一瞬。ほんの一瞬のことなのに、新しい年の始まりと思うだけで、何となく前向きな気分になるからおもしろい。 終わったと思った瞬間に始まる、という意外性に翻弄される…

電通報1999/8/2→週刊文春読むクスリ1999/12/2 笑いの効用

読むクスリ週刊文春19991202 出産して二カ月になるが、子供にいちばん驚かされたのは、生まれたその日にニヤリと笑ったことだ。これは生理的な笑いで、「空笑(くうしょう)」という。笑いの表情を示すための筋肉の動きは、生まれてから習得するのでなく、生…

電通報1997/12/15 結婚

結婚することになり、会社のある先輩へ報告に行ったら、不思議な質問をされた。「お互い譲れない問題で、君は『赤』、相手は『白』と主張が対立したら、君は何色を選ぶ?」 どんなに好きな相手でも、自分ではない他人だ。理解し得ない他者なのだ。中沢新一氏…

電通報1997/9/1 猫

自分を動物にたとえると何か。私は、ずっと犬だと思ってきた。干支も戌だし、えさをくれればしっぽを振る分かりやすい性格だからだ。ところが最近、野良猫と暮らすこと三十年の旧友に、君は猫だと言われた。なぜかと聞くと、一冊の絵本を手渡された。 『大事…