SAILING POEMS

If you are good enough, someone will notice.

電通報2013/1/7 BI×消費者インサイト

この1月から、ビジネス・インテリジェンス(BI)領域の仕事に携わることになった。事実に基づく膨大なデータを分析し、ビジネス上の意思決定に役立つ洞察を得る。より実際の行動に基づいたプランニングやアカウンタビリティーが求められる傾向は、今年も続くだろう。

例えば、認知率よりも購入率。購入未経験者の購入意向より、購入者のブランド選好。購入経験の有無よりも実際の購入回数。小売店の販売データより顧客の購買データ。メディアミックスよりも、顧客とブランドとの接点(コンタクトポイント)を重視する。

そして、マーケットインサイトより消費者インサイト。対象者が質問に回答する形式の調査からは、参考情報は得られても、真実には到達できないと感じている。実際に買ったモノや、ネット上でつぶやいた言葉のような、ありのままの事実から、真実を見つけたい。

さらに、ただビッグデータの事実を分析するだけでなく、人間の心と真摯に向き合うことで得られる消費者インサイトを掛け合わせることで、人の気持ちを明るい方向に動かすストーリーを作りたい。テクノロジーは、そのために存在しているはずだから。