SAILING POEMS

If you are good enough, someone will notice.

中1と高2と文化祭

昨日は祝日を返上して文化祭美術部門の準備に向かったK。連日看板の下地塗りで、ジーンズもTシャツも黄色いペンキだらけだったので、昨夜は何色を着けてくるかと思いきや、朝から晩まで巨大看板の移動とビラの挟み込みだったそうで、昼食も20分制限、クタクタになって帰ってきた。何時間働いたんだろう。珍しく口数少なく、バタンと寝て。

翌朝の解説によると、最後に高2の先輩が、ありがとう、と、中1たちにうまい棒2本と“すごくおいしいオレンジジュース”を奢ってくれたそうだ。

それは立派な仕事だよ、ママはうまい棒のかわりにお金貰ってるだけ。

「先輩はみんな髪が虹色や金色だけど、髪に色が付いてる先輩はたいてい優しいんだ」

なるほど。そうなのかもね。

入学して3週間、濃い濃い3週間。毎日お腹いっぱいになるくらい、自分で立つために必要な経験をしている。Kが始動したこの4月のことを、Kにいつまでも覚えていてほしい。

「初心」の二文字なんかに詰め込むことは不可能。これほどに生々しい始動を、これだけ近くで見ることができるなんて、ありがたいことだと思う。

今日は、先輩のTシャツにたくさんペンキを塗ってきたそうだ。どうせ汚れてるから描きたい奴は描いていいよって。

キャンバス先輩、愚息がお世話になっております。ありがとうございます。