瀬戸際だからこそ笑顔で応援すればいいのだが、なにしろ突っ込みどころ満載ゆえ、いちいちイライラして叱咤罵倒してしまう…と、闘病仲間の親友に愚痴ったら、「病気がわかった当初の心境を思い出せば、娘の受験期に立ち会えることだけでもありがたいと思うはず」と諭された。
ぐうの音も出ない。おっしゃる通りです。
そう、生きていられるだけでありがたい。
あと2カ月、遅まきながら自分と向き合い、孤独な格闘を始めたUに、人生最大級のハイパワー念力を送りながら見守る。もう怒鳴りません。
絵は、Kの三作目。
「来る年戌年トナカイゆく年 by K」
怒涛の2017年が終わろうとしている。失ったのは左胸。得たことは数えきれず。でも、2017年はもう二度と経験したくない。