SAILING POEMS

If you are good enough, someone will notice.

古賀音だんごとグローバリゼーション

一週間英語漬け、50人のglobalなcultural differenceのあまりのおもしろさと激しさに知恵熱が出て寝続けたあと、食卓にだんごを発見。義理の母からだんごマニアKへのおみやげ。ひとつだけ横からいただいた。ら、なんとおいしいこと!今までで食べただんごのなかで一番。ふるや古賀音庵。「たった一日しかもちません」「素朴ではかないだんごの不便さ」。あっぱれ、和の心ならではの開き直り。一橋大学楠木先生の「『◯◯しない』のが戦略だ」というバリトンvoiceが頭に響く。

島国日本は疑う余地もなくグローバル化を強いられるわけだが、体感して痛感したのは今回が初めてだった。

実際にたった一週間広告業界のglobalization, digitalizationについて議論しただけで、直感的に、最後に残る日本の強さは広義の「文化」(アート、サービス、おもてなし、ユニークな製品)しかないと痛感する。

実際に喜んでもらえたのも、カラオケ、妖怪ウォッチ、博品館、京都、「同期(同じ年に入社した仲間)」、三本締め、渋谷のスクランブル交差点とドンキ、センター街のラーメン…。どれも日本にしかないものばかり。

英語、MBA、デジタル素養は、彼らと互角に議論するために標準装備すべきスペックにすぎない。今回も、デジタル100%の外国人たちにひとつだけどうしても伝えたかったのは「デジタルはツールにすぎない。大事なのは、何を為すか。哲学のある目的」。折にふれ、つたない英語で差し込んだら、最後に"Let's change data into intelligence!"と彼らから言い出してくれた。私にとって、今回の唯一にして最大のミッションは、コンプリート。よし。image